「待つのが苦手」
これは、わが子を表す言葉の中でも
小さい頃いちばん大きなテーマだったように思います。
外食に行けば「まだ?」「あとどれくらい?」を何度も聞き、
料理が遅いとイライラが爆発。
やることがない時間がとにかく苦手で、
暇=不安・怒りにつながっていたように思います。
小さい頃は「待てない=困った行動」だった
今思えば、本人もつらかったんだと思います。
- 先が見えない
- 何分待てばいいか分からない
- 何をして待てばいいか分からない
ADHDの特性もあり、
待つ=何もできない時間が、とても苦しかったのだと思います。
その結果、癇癪や強い言葉が出てしまうこともありました。
静かに待たせるために絵本や折り紙、シールなどを外出先に持って行っていました。
ユーチューブ動画に頼ることもありましたが、終わりが分かりづらいこともあり
かえって癇癪が出てしまうことが多かったため、
我が家にとっては終わりが分かりやすい絵本は合っていたように思います。
「待てるようになった」のではなく、違う成長があった
中学生になった今、
この子は長時間並べるようになったかというと、正直そうではありません。
でも、明らかに変わったことがあります。
それは、
「待たない選択」を自分でするようになったことです。
人気店で長蛇の列を見たとき、
- 並んでイライラする
- 周りに当たってしまう
そうなる前に、
「ここはやめて、別の店にしよう」
と、自分で判断するようになりました。
これは逃げではなく、自己調整だと思っている
一見すると
「我慢が足りない」「待てないだけ」
そう見えるかもしれません。
でも私には、これはとても高度な自己調整に見えます。
- 自分の特性を分かっている
- 感情が荒れる前に環境を変える
- 周りに迷惑をかけない選択をする
これって、大人でも難しいように思います。私には難しいです・・・。
暇が苦手だった子が「暇対策」を持つようになった
もう一つの変化は、
暇な時間の過ごし方を自分で考えるようになったこと。
昔は
「何すればいいの?」と怒っていたのに、
今は、
- スマホでゲームをする
- 調べものをする
- 自分なりに時間をつぶす
(内容はさておき笑)
「暇=パニック」ではなくなりました。
これは年齢的な成長もあると思いますが、
待てなかった頃の経験があったからこそ、
暇への対処スキルが育ったのだと思っています。
「待てる子」にすることだけが正解じゃない
親としては、
- ちゃんと並んでほしい
- 我慢できる子になってほしい
そう思ってしまいがちです。
でも今は、
無理に待たせるより自分で選ばせる
その方が、結果的に落ち着いて過ごせると感じています。
待つのが苦手だった我が子は、
「待てる子」になったのではなく、
「自分に合った行動を選べる子」に成長していました。
こんな人に届いたらいいな
- ADHDの子を育てている方
- 癇癪やイライラに悩んでいる方
- 「待てない=ダメ」と感じてしまっている親御さん
同じように悩んでいる誰かの気持ちが、少しでも軽くなったらうれしいです。

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